Record City Shop

遠く海の向こうへの憧憬(しょうけい)を起点としながらも、日本人らしい遊び心や大胆な実験精神によって独自の進化を遂げてきた日本のポップス。
半世紀近く前に世に出た楽曲が、今日もなお世代や言語の壁をこえ聴かれているのは、それが郷愁に浸るためだけのものではなく、新たな発見をもたらしつづけるイマジネーションにあふれた音楽であることを証明しています。
都市生活のサウンドトラックとして機能する普遍性を持ちつつ、さまざまなカルチャーと複雑に交わり合う様相は、秩序と無秩序がすぐそばで息をひそめる東京という都市を体現しているよう。
時代性に囚われることなく、この都市のイメージを更新しつづける10枚です。